Moonshot Goal 6シリコン半導体が
量子コンピュータの
次の扉を開く

Wafer photo by Hitachi, Ltd.

プロジェクトについて

私たちの研究開発プロジェクトは、シリコン電子スピン量子ビットを用いた量子コンピュータの開発、特にシリコン半導体の回路集積化技術を活かした大規模集積シリコン量子コンピュータの開発を担っています。現在の量子コンピュータ開発は「質」 を優先して量子ビットの数を増やしていくボトムアップ的なアプローチが主流であるのに対して、私たちは、トップダウン方式を取り lシリコン半導体技術の優れた集積性(均一な特性の素子 を多数実装可能)を活かして、始めから「量」を重視したシステム設計を主軸にして推進していきます。そして、シリコン高集積性によって可能になる様々な技術を開発することで、システム全体として「質」を向上させ、誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現を目指します。

“プロジェクトマネージャーよりご挨拶”

世界中で量子コンピュータ実現に向けた取り組みが活発化しています。これまでとは異なる仕組みを計算の世界に持ち込める量子コンピュータは多くの可能性を持つフロンティアですが、その実現にはいくつものイノベーションが必要です。その鍵のひとつは、量子力学や情報工学など多くの分野の知見を集め、ディスカッションを行いながら、1つのゴールに向かって協力していくインターディシプリナリーアプローチにあります。本プロジェクトでは、高度に進化し現在の社会基盤を支えている代表的な技術であるシリコン半導体技術を最大限に活用したシリコン量子コンピュータを、アカデミアと産業界からなるメンバによるインターディシプリナリーアプローチでめざしています。

日立製作所 水野弘之

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